アニマルウエルフェアで飼育

アニマルウエルフェアとは世界共通で動物福祉、家畜福祉という意味です

世界で問題にされていることは快適な環境で育てているかという事です。

残念ながら日本は人間の住まいも「うさぎ小屋」と言われたように家畜も同様です。
利益を追求するあまり、狭い豚舎でぎゅうぎゅう詰めにしているところがまだまだ多いのが現状です。

その結果病気になりやすく抗生物質を使っている業者が多くいます。
例えば豚の1頭当りの飼育面積は、ヨーロッパでは1.8平方メートルですが、日本では0.8~1.0平方メートル位です。

最新式の無菌室の豚舎を建てると建設費が高く付くので、空気清浄機等を付けて狭い豚舎をカバーしているのが現状です。
外から病原菌を持ち込まないことで隔離しておりますが、これでは軟弱で病気への抵抗力のない豚が作られております。 又早く成長させるため肉の味が淡白になってきております。

一方これらの飼い方に疑問を持つ人々の中には、テレビでも紹介されているような放牧豚を飼育しておる人もおります。
放牧豚は健康に育ちますが、飼育期間が長い事と肉が硬くなるのが欠点です。北海道では2年間の放牧でした。

太陽園ファームの目指す「アニマルウエルフェア」とは、放牧しなくても美味しく、柔らかな豚を育てるのが目標で、たどり着いたのが甘麹豚秋田Zです。

太陽園ファーム理想の飼い方

豚舎を建設費の安いビニールハウスで建て、籾殻を厚く敷き冬は温かく、夏の暑さ対策は黒い網をかぶせ日陰を作り、さらにスプリンクラーで散水して涼しく過ごさせる。
籾殻には雑菌もついているので、乳酸菌や酵母菌などを定期的に噴霧し、糞尿を微生物で分解させるバイオベッドにしていることです。
最大の特徴は、1頭当りの面積をヨーロッパ基準の2倍の3.6平方メートル以上にした開放型の豚舎でストレスを与えずに健康豚を作りだしております。

消費者の皆さん方の応援を必要としています。
家畜へ国産の飼料米を食べさせることによって自給率が上がり個人農家が救われ、若者の農業就農への道が拓けてまいります。

甘こうじ豚

2DKの部屋で昼寝

秋田太陽ポーク

子豚時はワンルーム

病原菌に負けない豚

太陽園ファームでは開放豚舎にしております。
風通しが良く広い豚舎で伸び伸び育てることにより、ストレスのない健康な豚に育ちます。

豚の胃は強酸性で泥水を飲んでもお腹を壊すことはありません。しかし肺はその限りではありません。肺は弱いのでインフルエンザにもすぐ感染します。
太陽ポークは病気に負けない健康な豚を育てております。

日本の改良技術が弱い豚を作った。

日本の三元豚を作った改良技術は、肉付きが良く胴長の最高の豚を誕生させた反面その分、肺が小さくなり病気に弱くなった。

豚や猪は泥水の中でエサを探しますが、現代のエサは乾燥飼料なので、肺から塵や病原菌が入ってしまうことがある。
そのため外国産の飼料は「放射性コバルトなどで殺菌」しているのが現状です。

現在の豚舎では、外から病原菌が入らないようにして防いでおります。
反面放牧豚のように健康に育っている豚は、鼻の周りが常に湿っているので肺に菌が入ることは殆どありません。

太陽ポークではそれと同じように時々乳酸菌を噴霧し、乳酸菌を鼻から吸わせており、肺の中を病原菌に対する抵抗力をつけているので健康な豚に育っております。