物語の始まり

その物語は8年前から始まった

オーナーの食い道楽から始まった豚肉生産
和牛や比内地鶏の生産を手がけたオーナーが感じた疑問?

何故 豚肉は昔より美味しくなくなったのか、
母が子供の頃に作ってくれた生姜焼きの味と、カレーライスに入っていた豚の脂身の美味しかったことが脳裏から離れず残っていた。
古い養豚場の再建を頼まれたことがきっかけになり、美味しい豚肉を作るチャレンジが始まった。

親戚の六本木の高級ステーキから貰った鉄板で自前の和牛100%を使ったハンバーグ店を30年前に開いた経験と、食べ歩きで培った経験からの思考錯誤が始まった。
日本の養豚は大規模化に向かっているので生産側からではなく消費者側からの視点でものを考えて見ることにした。

植物性乳酸菌との出会い

8年前、中国の友人がモンゴルで昔から漬物に使っている植物性乳酸菌を紹介してくれた事がきっかけで、古い35年前に建てられた秋田の農場で日本で初めてその菌を使った試験を開始。
1年で成果にびっくり、試験結果が良好で少しずつ規模を拡大したが思わぬ難点が生じた。

古い農場で病気が蔓延している上、抗生物質を多用していたので病原菌の耐病性が強かったので乳酸菌で洗う事から始めた。

乳酸菌は殺菌剤ではないので退治することは不可能だったが抑えることは出来た。
これは人間の体内と同じで善玉菌と悪玉菌が共存させることに成功した。
善玉菌が多いと悪玉菌が悪さをしないということを証明できたことが最大の収穫だった。